[3]
ジョウのナビゲートで、タロスは入り組んだ道を巧みにすり抜けて行く。
「いくら人質をとったからって、これじゃすぐ捕まっちゃうんじゃないかなぁ」
後からリッキーがあきれた声をあげる。
確かにこれほどはっきりとトレースされていては、どこにも逃げようがない。
「案外まぬけだね」
「そうだ。てめぇの頭と一緒だな」
タロスが前を向いたまま言葉だけを投げつける。
「なんだよ、タロス」
「考えてもみな。何の勝算もなくて、こんな真っ昼間にあんな派手なやり方で、人間をかっさらったりするか?」
「あ……そうか。じゃあ」
「罠か囮か、まさかドロンと消えっちまったりしてな」
タロスが茶化している横でディスプレイに見入っていたジョウが、突然顔を上げた。
「消えた!?」
「え!?」
「い!?」
同時にタロスとリッキーが地図をのぞきこむ。巨漢に前をはばまれたリッキーは、慌ててタロスの耳を引っ張った。
「前!ちゃんと見てろよな!」
普段、リッキーはタロスの運転にはそれほど口うるさくないが、制限速度を派手にオーバーしている今ばかりは別だった。タロスもそれはわかっていたのでおとなしく従い、横目でちらちらと地図の表示を確認した。
ディスプレイにはグリーンで表示された細かな市街地図が浮かび上がっているが、肝心の青白い光点は、影も形もなくなっている。
「妨害電波か」
ジョウはうなった。
「とりあえず、消失地点へ向かいましょう」
タロスの言葉を受けてジョウはキーボードの上に指を軽く走らせる。
「A−6地区だ。このまま北西へ、直線距離にして約十五km」
*
「こりゃあ、どういうこった」
A−6地区へ到着したジョウ達の第一声は、タロスのこんなセリフだった。
取り壊し寸前の廃屋と化したビルを中心に、ビア警察のエアカーが何十台と押し寄せて、アリの這い出る隙間もないにぎわいなのだ。
「やけに手回しのいい……」
三人が呆然とその様子に見入っているところへ、通信が入った。ミネルバのドンゴからだ。
『大統領官邸カラ、通信ガ入ッテイル』
ドンゴの声に続いてディスプレイの画面が切り替わる。そこに映し出されたのは、イマク=ローエムシュタインの姿だ。
『救国同盟は、これから全て検挙します』
落ち着いた声が流れた。
『ただ、一足違いでアルフィンは別の場所へ移されてしまっていて……』
「どこだ?」
『それが……』
視線を落として言いよどむイマクに、リッキーがかみつく。
「わかんないのかい?」
イマクは首をふった。
『第二惑星ワイネに連れていかれました』
「ワイネだって!?」
三人が一斉に声を上げた。
『宇宙港は厳戒体制であたっているんですが、船体証明さえすれば、無条件で出港できる特例があって』
「それは?」
問いただすジョウに、イマクは言いにくそうに答えた。
『旧王族のものであること……』
「ということは」
『救国同盟の黒幕は、私の叔父なのです』
*
ジョウ達は、今度は宇宙港へとエアカーを走らせた。
「なんですな、権力のあるところにゃあ、いつだって陰謀ってやつがうずまいてやがる」
イマクに事の次第を聞いた一同は、少しばかり神妙になっている。
イマクの叔父、サラム=ローエムシュタインは、今回イマクが大統領に指名されたことをひどく根にもっているらしい。
順番でいけば次は絶対自分だと堅く信じていたところに、十五の若造が現れて横からもっていってしまった。抗議は当然のごとく受け入れられず、彼は以前から指名大統領制に不満を抱いていた救国同盟に目をつけ、自分の名は伏せて、たきつけた。「イマクを殺せ。そうすれば政治は変わる」そうして今度は自分が大統領職にありつこうという魂胆なのだ。
『救国同盟についてはすでに本拠地、支部の場所と主要なメンバーのリストまで、調べあげてあります。あの人は自分が裏にいることを誰も気づいていないと思っているようですが……』
そう言ったイマクの冷めた顔は、やけに印象に残るものだった。
『何度か暗殺者を送り込んだりもしてきましたが、まあどれも大したことはなかったんです。宙港での爆弾を使ったような大がかりなものは今回が初めてです。でもこれで事が公になってしまって方針を変えたのでしょう。私を殺すよりは、私の評判を落として指名辞退の形にもっていく方がかしこいやり方だと』
次期大統領は市民をたてにして逃げる、指導者にあるまじき非情な人間だ、という悪評をガガール全域に轟かせて。
「でも救国同盟って、王族が政治を独占するのに反対してるんだろ?それを利用したんじゃ、そのサラム=ローエムシュタインだって、次に大統領になんかなれないじゃん」
リッキーの疑問にイマクは小さくうなずいた。
『だから叔父は、このタイミングで救国同盟を切り捨てました』
救国同盟に警察の手を入れさせ、サラム=ローエムシュタインはその前にアルフィンを連れ去った。
『犯人は捕まえても人質をとりかえせず、私の評判はますます落ちていき、そうして私が指名辞退するのを、あの人は手ぐすねをひいて待っているのです』
「どろどろしてるよ、ホント」
リッキーは、うえっと舌を出した。
「まあ、俺達はアルフィンを救い出すのが第一だ。お国騒動は関係ない」
ジョウは言いながら、イマクから送られた惑星ワイネのデータ、それからワイネにあるサラム=ローエムシュタインの邸の見取図などをチェックしている。
「それにしても、イマク=ローエムシュタインって、事情に詳しかったり警察を動かしたり、なんか手慣れてるよね。まだ就任したわけじゃないのに……」
リッキーは首をかしげた。
*
「んもおっ、これどういうこと!?」
女性ということで寛大な応対をされているアルフィンは、それでも後を二人の男に押さえられて、今、第二惑星ワイネの、とある邸の中に連れてこられていた。
「これはまた元気のいい。一般市民のお嬢さんだね」
広い広い部屋、アルフィンの前には三十五、六歳のやせぎすの男が、横にひとり背の高い男を従えて、珍しいものを見るような目付きで座っている。アルフィンを上から下までじろじろと眺め回して、からかうように、くわえた葉巻の煙を吹き出した。
「たまたまイマクの近くにいただけで巻き込まれてしまって不運だったね。恨むなら彼を恨むことだ」
ジェットヘリから降ろされたかと思うとすぐエアカーに乗せられ、宇宙港についた途端文句のひとつを言う間もなく宇宙船に連れ込まれた。とても丁重とは言えない、乱暴な扱いで。これは、憤慨しない方がおかしい。
アルフィンはかみつくような勢いで男をにらみつける。
男は面白そうに鼻を鳴らした。
「イマクが私の事に気づいているとも思えないが、万が一の時に切り札になってもらわなければならない大切な人質だからな。まあバレたとしても、血族だからこそ自分の評判にもかかわることだ、下手にことを荒立てられんだろうが」
事の成功に多少雄弁になっているこの男こそが、サラム=ローエムシュタイン、その人だった。
「所詮は経験の浅い若造よ」
サラムは、口をゆがめて嘲笑う。
「連れていけ」
サラムの指示で、後ろに控えていた男がアルフィンの腕を乱暴に掴んだ。アルフィンはかっとなってその手をふりはらう。
「はなしなさい!」
するどい視線に男達はたじろぎ、一歩後にひいた。
「自分で歩けるわ!」
ふんっと首を振ってすたすたと歩いていくアルフィンに、男達は慌ててその後を追いかける形になった。
サラムは、おびえるでも泣くでもなく、大の男を従えて颯爽と部屋を出ていくアルフィンに、一般市民と呼ぶには若干の違和感を覚えたが、それもただの気のせいにして、今は勝利の確信に酔っていた。
*
イマクからの連絡で各所の検問をフリーパスですり抜けたジョウ達は、宇宙港からミネルバで第二惑星ワイネを目ざして飛び立った。
当面の問題は、どうやって、サラム=ローエムシュタイン邸へ潜入するかだ。
サラムに警戒されてはやりにくくなるため、ジョウの意見で、ワイネではガガール政府は知らぬふりを決め込むことになっている。
できる限り気づかれず、ふいをついてアルフィンを救出する方法。
三人は惑星ワイネのデータとサラム邸の情報を元に議論をたたかわせた。
*
アルフィンが連れてこられたのは、客室のひとつだった。人質に対しては破格の待遇といえる立派な部屋なのは、おそらくサラムの慢心から起こった気まぐれだろう。なんにせよ、部屋に関しては、それほどアルフィンの機嫌を損ねなかった。
「おとなしくしていろ」
それだけ言い置くとアルフィンを部屋の中に押し込んで、男達はドアを閉めた。中からは開けられないロックがかけられ、これで、アルフィンは完全に閉じ込められたことになる。
「まったく、レディをなんだと思ってるのかしら」
これまでの扱いを思い出して、アルフィンは閉じられたドアにべっと舌を出した。
「ま、所持品検査をしないなんて意外と紳士だったけど……」
アルフィンはスカートのポケットに手を入れて、電磁メスを確かめる。
少女相手に油断したのだろう。何しろ今のアルフィンは、クラシックなスーツを身に纏った普通の十七歳の少女にしか見えない。所持品検査はなく、アルフィンの電磁メスはとりあげられずにすんだのだ。
アルフィンはキョロキョロと部屋の中を見回して、監視カメラの位置をチェックする。それから中央に据えられたソファに回って、すとんと腰をおろす。
サラム=ローエムシュタインの前に連れて行かれてから、アルフィンが考えていることはただひとつだった。
あの男、「切り札になる大切な人質」と言っていた。それは、今のところ殺すつもりはないということ。つまり……少しぐらい手荒く、大胆に動いても、構わないはず。
さあ、どうやってここから脱出してやろうかしら?
そなえつけの紅茶をカップにそそぎながら、とりあえずは優雅な人質に身を投じているアルフィンだった。
*
ワイネ宇宙港に到着したミネルバでは、いまだに良い結論に行き着けず、もめにもめている三人がいる。
「やっぱり無理だよ。これじゃ邸に近づくだけでみつかっちゃう」
「周囲がこれじゃあな。まったく、妙な場所にたてやがって」
リッキーとタロスの言葉に、ジョウは腕組みをしてうなる。
サラム=ローエムシュタインの邸は宇宙港からエアカーで約三十分。シティのはずれに位置している。
が、そのはずれに位置していることが問題だった。
ワイネは別名農耕惑星と呼ばれる、ガガールの巨大市場を支える星なのだ。農地にあてられている土地の比率は、おそろしく高い。そのワイネでシティのはずれ、といえば、それはすでにキャベツ畑かじゃがいも畑か、の世界だ。
イマクからのデータを照らし合わせると、サラム=ローエムシュタイン邸は、まぎれもない、麦畑のド真ん中にたっていることになる。
敵からは一番狙われやすい。が、敵の侵入は一目瞭然というわけだ。
「幸いここはこれから日暮れだ。出来るだけ気づかれずに、行けるところまで行く。見つかれば後は、このルートで」
ジョウがサラム邸の見取図に画面を切り替える。青、緑、黒の三本の線が、邸内を交錯している。
「攪乱に出る。後はプランどおりだ」
いささか無茶な作戦だが、アルフィンをたてにとられては元も子もなくなる。アルフィンの救出を一番に考えれば、侵入に気づかれるのは遅ければ遅い方がいい。夕暮れは、サラムの油断につけこむのに都合がいい。
各自の動きを確認すると、三人は、それぞれに武器やクラッシュパックを持ち出して、ミネルバを後にした。
*
アルフィンが脱出をはかったその方法は、彼女の思うとおり、大胆かつ手荒なものになった。
まず、監視カメラの真下に移動して、電磁メスでカメラをぶったぎった。
つづいてドアのロックを焼き切る。そしてドアを引き開ける。
そもそもここで監視の男に捕らえられたらこの脱出は失敗に終わるはずだったが、人質が少女で部屋にはロックもかけてあり、監視カメラも作動していたことで油断したのか、ともかくドアの外には誰もいなかった。
廊下の左右を見渡し、どちらにも人がいないことを確認すると、アルフィンは連れてこられた道をそのままとって返すことに決めた。下手に知らない方へ進んで、邸の中で迷うよりはいいと思ったからだ。
途中、誰とも会わなかったことが、一番幸いした。
部屋からエレベーターまで、大した距離がなかったのも良かった。
アルフィンは、ここ六階からエレベーターに乗りこむことに成功した。
ほっと胸をなでおろす。とりあえずここまでは順調に来れた。次は……。
アルフィンはフロアボタンを前にして少し迷ったが、
「ま、なんとかなるでしょ」
そして、一階のボタンを押した。
*
サラムは自室で衛星放送を眺めながら、満足そうに、笑っていた。
テレビジョンには、ビア警察が救国同盟を検挙する場面が映されている。今やガガール全域が、このニュースでもちきりだった。報道陣が白昼堂々の犯行の顛末、宙港センターと市街地の被害の状況、政府の対応や今後の動向などを詳しく伝えている。中でも、人質が一向に見つからないことに、報道は集中している。
『警察の取調べを厳しくし、一刻も早い人質の救出につとめたいと考えています』
政府側のコメントが公表される。が、そのコメントとは裏腹に、まるで手がかりのつかめていない現在の警察の状況が流される。
「救国同盟の奴等にも、私の正体は話していないからな。見物だな、イマク。どう動くのか、お手並み拝見だ」
勝ち誇った表情で手にしたウイスキーを口に含む。自分の作戦にすっかり酔ってずいぶん気が大きくなっているのだ。
そこへサラムの秘書をつとめる中年の男が入ってきた。
「サラム様、人質が逃げ出しました」
サラムは、感心したように目を見開いてみせる。
「本当に元気のいいお嬢さんだ」
くすくすとおかしそうに笑うと、サラムはもう一口ウイスキーを含んだ。
「まあ、適当に遊んであげなさい」
サラムはめんどくさそうにそう言うと、再びテレビジョンに目を向ける。
今、サラムの関心は、自分の策にはまってあわてふためくイマクの姿にしか向けられていなかった。
*
ヒュンッと軽い音をたてて、エレベーターは下降していく。
アルフィンは、さすがにこの先、邸の人間とはちあわせることを想定して、死角になるわずかな隅へ身をよせた。
チーンという高い音とともに、ドアが開く。
「まったく、一人で逃げ出してどうしようという気かね」
指示をうけてアルフィンの捜索へ向かう男が不満気につぶやきながら、エレベーターにのりこんで来た。アルフィンは電磁メスをふるった。
「うわっ」
男は間一髪のところでそれをよけ、エレベーターを飛び降りる。
「人質だ!人質がいるぞ!武器を持ってる!」
男の叫び声に、アルフィンはあわてて、エレベーターのドアを閉めた。そして、やみくもにフロアボタンを押した。
エレベーターは、アルフィンを下へ運んでいる。
「地下?」
首をかしげる。
このまま一階へも戻れないアルフィンは、結局地下二階で、エレベーターを降りることになった。そこに、コントロールルーム──おそらくは、この邸全ての警備システムをあずかる部屋──と、武器庫を見つけたことは、アルフィンの強運にほかならない。
クラッシャーをしていく上で重要かつ幸運な素質を、アルフィンは間違いなく備えていた。
*
夕日に金色の輝きをはなつ麦畑を、ジョウ達は言葉も無く見ていた。
宇宙港からエアカーで、シティのはずれまでやってきた。目指すサラム邸は、少し遠くに、優美に佇んでいる。その姿は、どこまでも続く麦畑の中に浮かび上がるように、幻想的なまでに美しかった。
さらさらと風にゆれる麦の穂が、涼しい音を奏でる。そんな静けさの中に、三人は居た。
「俺らこんなの見たことない」
「ワイネに来るのは初めてだからな」
一面の麦畑に目をうばわれていた、その時。
ドウンッと地を揺るがす音が轟いた。
続いてサラム邸から、黒い煙がもくもくと立ちのぼる。
三人は顔を見合わせ、一斉に口を開いた。
「……アルフィンだ!」
爆発音が二つ三つ、間髪をいれずに続くのに、三人は慌ててエアカーを発進させる。
中で騒ぎを起こしてしまったのでは、もうこれは、一刻も早く駆けつけなければならない。
三人は正面から強行突破を選んだ。
*
テレビジョンに見入っていたサラムは、足元から突き上げるような衝撃を受けた。
「何事だ!」
爆音にたじろぎながら、部屋から飛び出す。
数人の男達が、地階へ走るのが見えた。
「おい!」
サラムは一人を呼び止め、事情を問う。
「コントロールルームで異常があったようです。センサーやカメラがすべてダウンしています」
口早に告げると、男は地下へ続く階段をかけおりる。
サラムが呆然とその様子を見送っていると、今かけおりた筈のその男が両手を上げて、そろそろと階段を戻ってきた。
「?」
男達が上がってきた、その後に。
「お、お前……」
アルフィンがあらわれた。
小型バズーカを肩にのせて、じりじりと前へ歩を進める。
サラムは、予想外のものを目の当たりにして、一歩後ずさる。
「なんで、こんな小娘にバズーカが扱えるんだ」
「手榴弾も使えるわよ」
アルフィンは手にした手榴弾のピンを引き抜くと、サラムの後方へ力一杯投げた。
爆発!
アルフィンは一瞬の間をおいて、迷わず爆発の方へ向かって走る。
そうやって活路を開いた。
前から新手の男達が現れると、今度はバズーカで応戦する。
ススだらけになりながら、脱出をはかった。
「アルフィン……」
幾度かの攻撃に、弾が残り少なくなってきた時、聞きなれた男の声が、彼女の名を呼ぶのが聞こえた気がした。
「ジョウ……?」
「アルフィン!」
今度は間違いない。ジョウの声だ。近くにいるのだ。黒い煙を抜け出して、アルフィンは走る。
そこに、駆けつけた三人の姿があった。
「ジョウ!みんな!」
アルフィンはバズーカを投げ出して、ジョウの首に抱きついた。ジョウはアルフィンを受け止めると、少しだけ力をこめて抱きしめた。
「無事だな」
「ええ。ただ、せっかくの服がススだらけになっちゃったわ」
「ああ、それは……えっと、残念だな……その、に、似合ってたのに……」
「ほんと!?うれしい!」
そんな二人のやりとりを横において、リッキーがアルフィンの抜けて来た道を眺めてあきれた声を出す。
「それにしても無茶苦茶だなあ」
アルフィンの通ってきた道には、部分部分に黒い焼け焦げと、損壊と、何人も男達が倒れている。
「アルフィンも見つけたことだし、退散しやしょうぜ、ジョウ」
「ああ。その前に」
ジョウはアルフィンを放すと、目でタロスとリッキーに合図する。
「みやげだ!」
豪快にアートフラッシュをひきちぎり投げつける。組み立てたバズーカを打ち込む。奥の手の機銃を撃つ。
最後におまけの手榴弾もぶちこんで、四人はサラム邸を後にした。